今回は自作のキャンピングカー製作の過程において、車内の温度上昇をいかに抑えるかについて書いてみます。
車内の温度上昇は冬はまだしも夏場はヤバイくらいに温度上がりますよね!
実際、真夏の車内の温度は、40度を軽く超えてしまいます。
エアコン付けずに車内にいようものならサウナ状態、脱水状態、熱中症で非常に危険です。
年々上昇しつつある地球の温度に少しでも対抗したい!笑
キャンピングカーや車中泊仕様の車を製作していると必ず向き合う問題が断熱問題です。
で、窓を埋めたり、ルーフ(車内側)に断熱材入れたりするのが、車内の断熱。
もちろん車内の断熱って必要だし十分効果あります。
でもはっきり言ってそれだけではまだまだ真夏の車内はかなり暑いです!
直接日差しを受けるのは車のルーフ(屋根)な訳です。。。
まず外側から断熱(遮熱)できれば車内の温度上昇もかなり抑えられるのでは?と思いました。
で、色々調べた結果こんなものがありました!
住宅用の断熱塗料です!
精通しているかたらすればお馴染みの物かと思いますが、私はこの時初めて見ました。
実際、住宅の外壁などにも使われてるなら雨にも強そうだし、車にこれ塗ったらいけんじゃない!?
と軽いノリで注文。
まあ安い中古車だからこそできる挑戦です!
断熱コートの商品特徴
1.断熱・遮熱・・・・シリコン変性アクリルエマルション樹脂に、熱エネルギーとなる赤外線を反射させる特殊な遮熱顔料と、熱伝導率を低減させる有機無機ハイブリッドバルーンを使用。
2.耐汚染性・・・・緻密で強靭な塗膜は、汚れを寄せ付けません。
3.防音性・・・・高い防音効果により、雨音等の騒音や衝撃音を軽減します。
4.結露抑制・・・・建物内部に塗ることにより、内部結露抑制します。
5.防水性・・・・外部の雨水を遮断し、防水効果を持続します。JIS6909透水性B法(規格値0.5ml以下)に適合(0.18ml) 6.環境配慮型塗料・・・・一液水性タイプでホルムアルデヒド放散量もF☆☆☆☆適合、環境に優しい塗料です。
7.耐候性・・・・シリコン変性アクリルエマルション樹脂を使用しているため耐候性に優れ、長期にわたり美観を保ちます。
8.艶消・・・・質感のある艶消の仕上がりです。艶有仕上がりの場合はトップコートとしてスーパートップ遮熱または遮熱シリコントップ?を施工する事により可能です。
9.建物の北側や湿気の多い場所に発生しやすいカビや藻を防ぎ長期にわたり建物を守ります。
この断熱塗料ってけっこう毒性が強いみたいな事が説明書きに記載してあったので防毒マスク、ゴム手袋 など厳重に装備してトライしてみました。
実際にそこまでする必要はあるのかはわかりませんが、何かあってからではつまらないので念には念を入れて作業開始。
注:真似する人もいないと思いますが一応、施行するときは上記のように必ず厳重装備でおこなってください
施工した結果は?
結論から先に言っちゃうと、同じ駐車条件で並べた車との温度差が
マイナス7度も温度が下がったのです!!!
※塗装条件などで変わります
正直これには驚きでした!
はっきり言って、メーカーもオプションでもいいから【断熱ルーフ仕様】とか出せばいいのにって思うのは私だけでしょうか!?笑
まとめ
製品特徴をみると『断熱』というよりかは、『遮熱』?の方なのかもしれませんね。
室内に施工する場合は断熱の効果はあるかはわかりませんが、結露の防止にも良いみたいので自作でキャンピングカーを製作するさいは屋外のルーフと車内側から天井や内装の鉄板に施工するとさらに効果は発揮できそうです。
また、防音効果等もあるので車内で寝泊りするキャンピングカーにはうってつけの製品なんじゃないかと思います。
ただ、塗った感じは塗料はドロッと粘度がありとても塗りにくかったのでムラなく塗るのは大変である程度の妥協は必要かと思いました。
*この施行から約8ヶ月経ちましたが、特にルーフにヒビ割れが生じたとかは今現在はしておりません
*この施行から約12ヶ月後くらいに車両を売却したのでその後の事はわからないですが、デメリットとしては徐々に塗料が薄くなった?剥がれて薄くなっているような感じはありました。
あとは施工後の塗料の断面は凹凸があり汚れが付着すると洗ってもなかなか除去することができませんでした。塗装の仕方にもよると思うので今回私たちはローラーで塗りましたが、水で薄めてガン塗装で施工できれば凹凸もなくなり良さげかもしれません。
個人的には2年くらいで定期的に塗り直しは考えた方が良さそうかなと感じましたが、効果は充分感じられたので暑さに困っている人やDIYで出来る人は塗っても良いと思います。
※あくまで自己判断でお願いします。
施工方法を見つけたのでこちらも参考にしてみてください。