突然おこる、恐怖の車のバッテリー上がり。
何でこんな時に、、、
誰しもが起こりえる『バッテリー上がり』。
いや、でも笑い事じゃなくエンジンが急にかからなくなったときってホントに焦りますよね。
えっ、さっきまで調子良く動いていたのに何で???なんて事はよくあることです。
楽しいドライブ中や大事な急な用事の最中に、バッテリーがあがってしまった場合の対処法と、そうならない為の日頃のバッテリーあがりの予防をご紹介したいと思います。
バッテリーの役目は主にエンジンをかけるときにとても重要になります。
簡単にいうと、車にはセルモーターという部品があり、そのセルモーターが勢いよく回ることにより
エンジン内部にあるフライホールを回しクランクシャフトをも一緒に回します。そうすることでクランクシャフトと連結しているピストンも一緒に動かします。ピストンはシリンダー内部に収まっておりシリンダー内部でガソリンと空気の混合気にスパークプラグからの火花で着火し爆発を起こます。エンジン内部で爆発による円運動の繰り返しを行うことによりエンジンがブンブン回転しています。
この最初の工程にあるセルモーターが重いフライホイールとクランクシャフトを回す為には、いくら頑張っても弱ったバッテリーの電圧では回らないのです。この為に最初のエンジンをかけるという行程に関してバッテリーの必要性はとても重要になるのです。
"バッテリーあがりかどうか判断する方法"
車に乗り込みキーをさしエンジンをかけようとしても突然、『カチッ、カチッ』『ジーー』といった音がしてキーを回してもエンジンがうんともすんともかかる気配がないときは十中八九、バッテリー上がりを疑ってもいい。この音はバッテリーの電圧が弱く、セルモーターがカチカチ動こうとする音が全般です。さっきまでエンジンが調子よくかかっていたにも関わらずこのような症状になった場合はヘッドライトの消し忘れや、半ドアなどでエンジンを切っている間に徐々にバッテリーが放電した可能性が高いです。
"もしも急にバッテリーあがった場合の対処法"
- 援護の応急車を呼び、ジャンプコードを繋ぎエンジンをかけてもらう。
- バッテリーをその場で交換する。
- JAFを呼ぶ。
"ジャンプコードを繋ぎエンジンをかける方法"
ジャンプコード(赤と黒のケーブル)の接続する順番は、救援される側の車のプラス端子に赤いケーブル、次に救援車のプラス端子に赤いケーブル、続いて救援車のマイナス端子に黒いケーブル、最後に救援される側の車のマイナス端子に黒いケーブルをつなぎます。つなぐ際にはボディなどの金属部分にクリップを接触させないように気をつけてください。バッテリーに接続したクリップがボディに接触した瞬間、ショートし車の故障にも繋がりますし、何より危険ですので作業する皆んなで確認し合いながら細心の注意を払いましょう。外す際は今の手順と逆の手順で外していけば大丈夫です!
※ハイブリッド車はクルマの構造上、他のクルマのバッテリー上がりを救援することはできません。
まずは雨が降っている場合に突然バッテリーがあがってしまった場合、その場所が屋根付きの駐車場だった場合は、車のボンネットを上げてバッテリー交換の作業に取りかかりましょう。もし、屋根がない駐車場などの屋外型の場合にやむを得ずバッテリー交換する場合は、同乗者がいる場合には傘を持ってもらって、なるべくエンジンルームに雨が侵入しないように気を付けて作業しましょう。どちらも、バッテリーがあがってしまった場所が車道なら、安全の為に必ず『三角表示反射板』の設置をしましょう。ちなみに『三角表示反射板』とはこんな物です。
よくニュースなんかで車道の路肩に停めて外に出ていた際に後続車にはねられ死亡したなんてニュースをちょくちょく耳にしますが、やはりそうならない為にもとても重要な物です。自分の命は自分で守りましょう!
さて、ここからバッテリーの交換方法について説明します。まずはバッテリーのマイナス端子(アース)から必ず外してください。プラス端子から外してしまうとショート(短絡)させてしまい、思わぬ箇所の故障の原因になりかねませんし、危険ですので必ずマイナス端子から外すように守って下さい。国産車の場合は10mmか12mmのスパナがあればほぼ対応は出来ると思います。できればスパナよりメガネレンチの方が力が入りナットの角をナメる事のリスクは減りますのでメガネレンチがオススメです。まれに端子ごと付け替えてある車もあるので、そのような車では上記のサイズが適応しない場合もあるので、1度事前に自分の車の端子のネジのサイズなどを確認しておくとトラブった時に安心です。
マイナス端子が外れたら次にプラスの端子を外します。これでとりあえずバッテリーに接続されている端子コードは外れましたので新しいバッテリーに交換が可能です。しかしバッテリーにはバッテリーが走行中にガタつかないようにバッテリーガイドで固定してあるので、そのバッテリーガイドも外しましょう。このガイドのネジもだいたいの国産車は8mm、10mm前後のナットで止まっているので一度確認しておいた方がいざという時に安心です。
"バッテリーあがりにならない為に普段から気を付けておくこと"
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間走行が多い場合にはライトの消し忘れがないか必ずチャックする癖をつける
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オートライト機能がある場合は常にONにしておく
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1ヶ月に数回しか乗らない場合には、1週間に一度はエンジンだけでも5分くらいかける
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バッテリー液が減っていないか確認する(ガソリンスタンドでも確認してくれます)
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半ドアに注意する(ルームランプを常にOFFにしてくと万が一の時にバッテリー上がりを防げます)
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後付けの電装品を付けすぎない(過度な電装品はバッテリーに負荷がかかります)
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セルモーターの動きが鈍くなってきたとくは早めにバッテリーを交換する
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ジャンプコード付きモバイルバッテリーを非常用に車に積んでおく(バッテリーが万が一上がってもモバイルバッテリーでエンジンをかけることが出来る優れもの!)
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*まとめ*
バッテリーは車を動かす上でまず最初に一番重要な部品となります。
バッテリーが良ければ他の故障の原因究明にも繋げれます。そしてもしバッテリーがあがったときは慌てずに対処し、救護車を呼んだり、状況によっては無理をせず、JAFを呼びましょう。
いざという時に困らない為にも日頃から愛車に気を配り、まずは愛車のバッテリーから日常管理して快適なカーライフを送れるようにしたいですね。
私自身、現在古い車(ビートルタイプ1)を所有しております、以前は整備士も7年ほどしてたので車のトラブルには対応できる方だと思いますが、それでもやはりいつ自分の手ではその場で対応しきれない場合などがあると思っています。そんな時の為に私はJAFには必ず入っています。まあJAFは24時間対応してくれますし、心の保証というやつですね。