自家用のバスキャンピングカーで1か月間の旅に出た際にEcoFlow DELTA 2をほぼ毎日使用してみたのでこの機会にメリットデメリットも含めレビューしてみようと思います。
■EcoFlowってどんな会社?
■DELTA 2|デルタ 2のスペック
ここからはDELTA 2を1か月間車中泊でほぼ毎日使用してみた感想です。
■外観、重さ
パッと見の大きさはやや大きめです。(製品サイズ:40.0 x 21.1 x 28.1 cm)
重さは約12kgと女性なら負担なくギリ移動できるレベルの重量かと思いますが、やはり12kgともなると重いものは重いです。
操作パネル等前後に配置されている為本体事態は横長モデルです。
これは使う人の環境によって使い勝手が全く分かれる配置です。
狭い所に入れて使用したい人にはスリムでとても扱いやすいですが、AC出力や電源コードなどは裏側パネルなので、前面パネルで全てを完結したい人の場合には向かないモデルです。
■電池容量と種類
・1024Whは100wの製品なら約10時間、50wの製品なら約20時間ほど使える容量です。キャンプ、車中泊のメインとしても問題ない容量ですが、使用する家電製品次第では少し物足りない感じがします。
例えば家庭用エアコン、約1000前後で稼働する家電ですが1024Whだと約1時間しかもちません。あまり家庭用エアコンを常時使用することも少ないですが、近年のキャンピングカーでは当たり前の装備にもなってきているのでDELTA 2のみで動かそうと考えるは難しいです。家庭用エアコンを動かすのならあくまで『その場しのぎ』として考えた方が良いでしょう。
ただ家庭用エアコンは問題なく動かすことができるしいざという時は頼もしいパワーです。
電池の種類は、三元系リチウムではなく、安全性の高い高寿命なリン酸鉄リチウムを採用してきているあたりポイント高いです。
■出力
定格出力はなんと1500W/瞬間2250W
出力は1500wと申し分ないです。
実際に車中泊で動かせなかった家電はありませんでした。
もし万が一定格1500wをこえる定格出力の家電を動かす場合にはX-Boostという機能があり、X-Boost使用時は定格1900wまで使用できるようになります。
詳しいメカニズム等はわかりませんが専用のアプリケーションでX-Boost使用することが可能です。
実際にデルタ2でドライヤーを使用してみました。
ドライヤーをHOTの位置に合わせ最高出力で使用してみても1200w程度なので問題なく使用できるうえにまだ少し余裕があるのがわかるかと思います。
このように定格1500wも余裕があるとたいていの電化製品は使用可能です。
☆その他特筆すべき参考ポイント
■ワイヤレス充電
ワイヤレス充電は非対応です。
私たちは充電中もスマホを使用したタイプなのでワイヤレス充電自体はさほど必要としない人間ですが、就寝時に充電コードが邪魔になる事があるのでワイヤレス充電があればなお良いと感じました。
天面はこのように平らな面で出来ています。
特にワイヤレス充電が必要ない、という人には軽い物置としても使えますが、せっかくのペースなので勿体ない感じはしまね。
■ライト
読書ライト等はありません。
車中泊やキャンプでは暗いシーンで使用する事が多いのでライト系がついていないのは残念なポイントです。デザイン重視なのかこれからのモデルに期待したいところです。
個人的な感想まとめ
約12kgとコンパクトとまではいかないが、取っ手がしっかりしておりギリ女性でも持ち運びできる大容量モデル。
出力は定格1500Wと申し分ない。
充電速度もAC充電なら80分(1時間20分)で満充電できる高速充電なので、キャンプ当日に充電できていなかったといった場合には準備している間に充電が完了するのでとても重宝するのと、アプリケーションから充電速度を可変できるのはありがたい。RVパーク等で外部充電の出力が1口(15A)しかない場合、DELTA 2の充電の入力スピードを落としてあげることで他の家電製品を同時に使用できる。これは1ヵ月のバス旅でとても助かった機能です。
また、電池もリン酸鉄採用されており安全面や寿命に関しても考慮されているので特に不安はなく使用できました。
その他ライトやワイヤレス充電などあれば便利だと感じる機能はないが総じてシンプルで高出力で使いやすいモデルですが、自分が使用したい用途や置き場所はよく考えてから購入した方がよいと思います。