『Jackery』ってどんな会社?
▼Jackery (ジャクリ)公式サイト
Jackeryは、創立メンバーにAppleの元バッテリーエンジニアが加わり、2012年米国シリコンバレーにて設立。最先端の研究開発および製造の専門知識を積み重ね、2015年に世界初のリチウムポータブル電源を開発、2019年には戦略的パートナーとしてJVCケンウッド社と提携。
「地球環境の保全に貢献する」という基本理念のもと、「エコな電力時代に」をテーマにポータブル電源、ソーラーパネルの生産・販売を専門に行っているとてもエコな会社です。
※下記のJackery JapanのHPより一部引用
ちなみにJackeryの正式名称は『ジャクリ』をいう事でご回答をいただきました。
Jackeryのポータブル電源のラインナップ
Jackeryには上記のように現在(R.2.10.10) 4つのポータブル電源のラインナップがあります。
今回検証したものは一番大出力で大容量のJackery1000を使いました!
やはり240<400<700<1000に行くに従って、『容量』『出力』『製品サイズ』『価格』『出力ポートの数』も当然比例して大きくなりますが、自分にあった使用用途で選択できるのがともてわかりやすいです。
ちなみに、気になるポータブル電源の価格ですがR2.10.10現在のAmazon価格を調べてみました↓
Jackery240→25,800円
Jackery400→44,800円
Jacker700→79,800円
Jackery1000→139,800円
個人的に一番気になるのは、定格1000w出力のポータブル電源が15万円以下で買えるのは、他のメーカーと比較してもおそらくJackeryさんのポータブル電源のみではないでしょうか?
一見、139,800円と聞くと高いように思えますが、上記のスペックなども考えるとかなり安く感じますね!
▼Jackery (ジャクリ)ポータブル電源 公式サイト
ポータブル電源|Jackery(ジャクリ)公式サイト – Jackery Japan
Jackery1000を使ってみました
・サイズは?
*約33x23x34センチ・重量10.6kg*
パッと見の第一印象は、かなり小さいです!
これは他のポータブル電源を持っているからこその見解なのですが、他のメーカーさんのポータブル電源600wの物も持っていますが製品サイズは同等か小さくて明らかに軽いです。
・容量は?
*278400mAh/1002wh*
単純に100wの製品が10時間ほど使える計算になります。
あくまで目安ですが電気毛布が13時間使える大容量の仕様となっております。
13時間といえば、車中泊の際に夜の12時から寝たとすると翌日のお昼のPM13時まで使える事になり、寝過ごしてしまう確率は高いです。笑
・出力は?
定格1000w・瞬間2000wまで使える仕様です。
1000wならほぼ日常生活で使う電化製品はこのポータブル電源で使える出力を持ち合わせていますね!
・Jackery1000で使える家電製品は?
定格1000w、瞬間2000wのモンスター級のポータブル電源を手にした時から今回私たちは徹底的に高出力のものを使ってやろうと決めていました。笑
で、今回選んだ家電製品は、『IH、電子レンジ、ドライヤー』のこの三種の神器?車中泊やキャンプで使うにはまず無理だろうと想定される高出力な製品達。笑
結論から言っちゃうと、全部あっけなく余裕で使えました^^;
初めは嘘でしょ!?という感情と共にJackery1000と一晩過ごす間に、いつの間にかそれが当たり前になっている自分に気が付いた時は感動さえ覚えました!
定格出力はメーカーでは1000wとなっていますが1200wまでくらいまで試したところ普通に使えました、おそらく少し定格出力に余裕を持たせているのかもしれません。
そう考えると上記でも言ったように定格1000wのポータブル電源がこの値段で買えるのはかなり破格な値段設定だと個人的に思えてなりません。笑
※一応メーカーさんからは定格出力(1000w)の範囲内でお使いくださいという注意喚起もありますので(そりゃそうだ。笑)、動画内でも、電子レンジ・ドライヤーなど一部製品の出力が1000wを超えていますが、定格出力(1000w)の範囲内で無理のない範囲で使用してください。
・充電について
充電の方式には3種類あって、ACからの充電と車載用のシガーソケット(走行充電)、あとはソーラーからの充電がメインとなります。
今回、使用してみて特筆すべき点をお伝えすると、シガーソケットからの走行充電は素晴らしいということです。
それはなぜかと言うと、走行充電のみで約90w近く出ているのには驚きました!
試しにJackery1000に付属されている車載用のシガーソケットを他のメーカーのポータブル電源で試してみたところ、なんと40wも出なかった事です。これはJackeryのポータブル電源の中身に何やら色々仕組みがあるのだとわかりました。
仮に100wのソーラーパネルからの充電だとすると天候が良くておそらく70w程度が限度だと思いますが、走行充電ならそれ以上の90wを一定に確保しながら素早く回復できる点についてともて驚きました!
まとめ
個人的に最大の魅力は、この大容量+大出力のポータブル電源で重さが10.6kgしかない事です。やはり移動式のポータブル電源という名の製品だけあって持ち運びできる事が重要だと思っています。災害時にも活躍するポータブル電源には間違いないので、持ち運びの際に軽いに越したことはないですよね!これがもし重かったら持ち運びどころか据え置きタイプになって本来活躍できる場所で使えなくなっては本末転倒だと思ってます。
あと、使用するとわかるのですが、とても使いやすいです!
背面にACコンセントがあったりということはなく、DCとACの住み分けがパッと見ですぐわかるようになっていて、前面に全てが配置されているのはとても使いやすかったです!
ただ、昨今ではリン酸鉄リチウム(LifePo4)がメインの中、Jackeryさんは三元系リチウムを採用(R5.1現在)しているのが安全面で少し残念ではありますが、軽量・高性能・価格などを考えるといたしかたないのかなと思います。今後のJackeryさんに期待したいところです。